2023.11.24
二重切開
二重埋没
メンズの二重
二重まぶたに憧れるのは女性ばかりではありません。
近年は男性のご相談も珍しくありません。
とは言え、割合としては女性が圧倒的に多く、SNS等にも男性に向けた情報は少ないのが現状です。
男性が二重まぶたを検討する際には、女性とは異なる事情があります。
今回は、男性が二重にする際に押さえておきたいポイントを解説します。
男性は二重になった自分の目元のイメージがついていないことが多い
女性の場合、アイプチなどで二重になった自分の目元をイメージ出来ていることが多いです。ですから、カウンセリングでも具体的な希望の二重を伝えることが出来ます。
一方、男性はアイプチの使用経験が無いことが多く、二重になる具体的なイメージを持っていないことが多いです。カウンセリングでは、「変化が欲しいけれどバレないように」「シュッとした二重」など解釈次第でどうとでも受け取れる表現をすることが多いです。
一度アイプチを購入して試しに二重を作成してみることをオススメします。「百聞は一見に如かず」で、ネットで不確実な情報に触れるよりもアイプチ経験から得られるイメージの方が遥かに有用です。重い瞼の場合にはアイプチではうまく二重を作成できないこともありますが、それでも自分の瞼はアイプチでは上手く二重に出来ないという経験をすることは無駄ではありません。
男性は一重まぶたでも格好良いこともある
女性の場合、二重まぶたの方が可愛くなります。切れ長なアジアンビューティーな目元も魅力的ですが、目元以外のパーツが整っている場合の例外といった感じです。
一方、男性の場合は一重まぶたで魅力的な人は少なくありません。「芸能人、一重、イケメン」でワード検索すると有名俳優が沢山ヒットします。
二重まぶたは丸っこい可愛らしい目元になるのに対して、一重まぶたはキリッとした目元に見えることが多く男性の顔と相性が良いと言えます。
ちょっと強面のワイルド系の人が、急にパッチリ二重になると顔の雰囲気とマッチしないかもしれません。
男性はメイクをしない
タレントさん、ホストさん、コスプレーヤーさんなどは例外ですが、メイクをする男性は少数派です。
女性は幅広の二重を作成してもアイラインを引くと二重幅は狭くなり目が大きくなったように見えます。ビューラーやパーマなどでまつ毛をカールさせることが多いので、まつ毛でも二重幅が隠れます。
男性はそのようなメイクの効果が期待出来ませんから、スッピンで自然に見える二重幅を決める必要があります。
ダウンタイムについても男性の場合は注意が必要です。女性の場合は腫れによる二重幅の広さをメイクでカモフラージュすることが出来ますが、男性の場合は黒縁メガネなどで目元への注目を逸らすくらいしか出来ません。
狭い二重でも印象は大きく変わる
一重まぶたは黒目が実際の開きよりも隠れてしまうので、眠そうな印象や睨んでいるような印象を与えてしまうことがあります。何だかんだで、男性も一重まぶたよりは二重まぶたの方が好印象なことが多いです。
大切なのは二重幅です。男性は二重幅を欲張らない方が無難です。一重瞼が奥二重になるだけでも目の印象はガラッと変わります。
では、男性のモニター患者様の症例を見ていきましょう。
埋没法で奥二重を末広型の二重にした症例です。二重幅はかなり狭いですが、術前に比べると二重の隈取り効果でパッチリとした印象になっています。
切開法で奥二重を末広型の二重にした症例です。こちらの症例も控えめな幅の変化に留めていますが、印象はしっかり変わっています。
埋没法で一重まぶたを奥二重に近い末広型にした症例です。一重まぶたの人は被さった皮膚で黒目が隠れているので、奥二重になるだけでも黒目が大きくなります。
切開法で一重まぶたを奥二重よりわずかに広い平行二重にした症例です。一重まぶたの人は、二重になるだけで黒目の見え方がまるで変わるのがよく分かります。
どうでしたか?4症例とも狭い二重ですが印象の変化が大きいですよね。男性アイドルのような広い二重が似合う人もいるので一概には言えませんが、一般的に男性は控えめな幅の二重にしておくことが無難だと思います。
男性が、女性が、と一括りに論じると物議を醸し易い昨今ですので、イチ美容外科医の意見としてご笑覧頂ければ幸いです。
副院長 黒田大樹
#美容外科よもやま話シリーズ
この記事の監修者
副院長
黒田 大樹
OHKI KURODA