DOCTOR'S COLUMNドクターズコラム

2023.06.23

二重切開

二重埋没

平行 or 末広?

Dr Kuroda

こんにちは。
ドクターKこと副院長の黒田です。

「私は平行型の二重になりますか?」という質問を頂くことがあります。

二重のデザインを検討する際に最初に決めて頂きたいのは、好みの「二重幅」です。
狭めでも広めでも構いません。

好みの二重幅

好みの二重幅が決まれば、二重ラインは自動的に決まります。
まぶたには自然と折り畳まれるラインが決まっており、
「そのシワに沿わせるように二重ラインを引く」
という原則があるからです。
この原則は自然な二重を作成する上で大切なルールです。

平行と末広の違い

こうして決まった二重ラインの目頭側の位置に注目です。

このラインが、目を閉じた際の蒙古襞より高い位置にあれば平行型二重になります。

このラインが、目を閉じた際の蒙古襞より低い位置にあれば末広型二重になります。

つまり、好みの二重幅を決めれば、「平行型」か「末広型」かは決まってしまいます。
蒙古襞の有無や大きさは人それぞれですから、全く同じ二重幅であっても平行型になる人もいれば末広型になる人もいるのです。

希望が異なる場合

上記の方法で決まった二重が末広型だったけれど平行型にしたい、という場合にはどうすれば良いのでしょうか?

二重ラインを広げたり、目頭切開を検討することになります。

その場合でも、まぶたのシワにデザインを沿わせる、というルールから大きく逸脱してしまうと二重のアーチが不自然になってしまいます。

目頭切開は目元の印象の変化が大きいので、適応は慎重に決める必要があります。

さいごに

難しい話になってしまいましたが、カウンセリングの際は遠慮せずに希望を伝えて頂いて大丈夫です。

患者様の希望に応じつつ、不自然にならない様に導くのが美容外科医の腕の見せどころになります。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

副院長 黒田大樹

#カウンセリングでよくある質問シリーズ2

この記事の監修者

副院長

黒田 大樹

OHKI KURODA

2005年に信州大学医学部を卒業し2年間の初期研修医を修了後、形成外科医局として全国で最大規模の昭和大学形成外科に入局。形成外科医として11年間研鑽を積んだ後に、美容外科を専門として現在に至る。