2025.06.18
小陰唇縮小
小陰唇縮小を受ける前に ~女性の外陰部の解剖~

小陰唇は左右の大陰唇の内側にある薄いひだで、毛の生えていない部分です。前方ではクリトリスを包むよう2つのひだに分かれます。後方では左右の小陰唇が接する形状になっていいます。大きさについては個人差が非常に大きい部位です。
大陰唇は外陰部の外側に位置します。恥骨(骨盤を構成する骨の一つで、おへその下から陰部にかけてある骨)から小陰唇の後方までの間にある左右の弓状の皮膚隆起で、男性の陰囊に相当する部分です。毛におおわれてややザラザラしています。左右の大陰唇は前後でつながり連続しています。皮脂腺や汗腺、脂肪組織から構成され、ふっくらしていて張りがあります。
小陰唇と大陰唇の間にある前方のひだ状の皮膚を副皮といいます。副皮が全くない方、左右差のある方など大きさは様々です。
恥骨前方は皮下脂肪が豊富であるため丘状に盛り上がっています。その盛り上がりの部分は思春期に陰毛が発生し、女性では逆三角形型となります。男性ホルモンであるアンドロゲン産生が亢進すると陰毛は男性型の菱形となります。
小陰唇縮小の際には、解剖の個人差を把握しつつ、自然な仕上がりとなるようなデザインおよび丁寧な術中操作を行っております。
術後の違和感を最小限に抑えて、ご希望に沿った形状となるよう工夫をしております。
ぜひご相談くださいませ。

この記事の監修者

医師
辰田 紗世
Sayo Tatsuta